前回の記事「スクリーントーンを買う時、文具店では人の目が気になって選びずらかった

 

前回の記事ではスクリーントーンを貼ったことない私が自分の描いた漫画に初めてのスクリーントーンを貼るため、文具店からトーンを選んで買ってきた話をしました。

今回の記事ではその買ってきたトーンが大失敗だったことについて書いていこうと思います。

 

この話の1話目「私が漫画家を目指した約8年間の軌跡。はじめます

 




 

無職には高い授業料だった

 

前回の記事でも書きましたが、スクリーントーンについての常識的知識がほとんどない当時の私は大量の種類のスクリーントーンの中でどれを選べばいいのかわからなかったので、網目トーン15枚、その他のトーン5枚をなんとか選んで買ってきました。

すぐにベタ塗りまで終わってある私の2作目の原稿に貼ることに。

貼る部分はキャラクターの服。背景の森や空や海など。

最低限貼るとしてもそこの部分は貼っておかないと。

さて・・・どのトーンを貼ろうか?

買ってきたトーンを見ながら「これだ」と思ったトーンを適切な大きさに切って原稿の絵に載せてみた。

 

ちなみにこの時の私はスクリーントーンを貼ること自体はじめてでしたが、本から得た貼り方の知識だけで簡単に貼れました。

しかし・・・スクリーントーンを軽く貼ってみた自分の絵にビックリ。

 

なんだこりゃ・・・。

 

ここで私は自分が選んで買ったスクリーントーンが大失敗だったことに気づいたのです。

 

網目が目立つトーンは・・・

 

基本的なスクリーントーンは「網目トーン」と言われるものです。

網目トーンとは・・・

 

 

このような点の集合体となっていて、この点の大きさや点同士との間隔で色の濃さなどを表現してます。

この点の一つ一つが大きかったり感覚が広かったりすると点自体が目立ってしまうのですが、この点が目立つトーンを貼るとどうなるか・・・。

私が選んだトーンは目立つやつだった。

私がはじめて張ったスクリーントーンの場所はキャラクターのズボンでしたが・・・まるで水玉模様のパジャマのようなズボンになってしまったのです。

「うわっ」て思いましたよ貼った瞬間に。

 

このやっちまった感は言葉で説明するより絵で説明した方がいいですね。

なのでちょっと絵を描いて説明します。

 

まずペン入れまでしました。

 

 

これに網目の目立つトーンを貼ってみます。(ソフトの関係上、画像サイズによっては少し模様がおかしくなるかもしれませんが・・・)

 

 

どうですか?

とりあえず当時の再現のため、ズボンにだけ貼ってみましたが・・・ひどいでしょ?

これだけで私の絶望感がわかってもらえたと思います。

お金払ってこうなってしまったんやで?

スマホで見てくれてる方は元絵より画像が小さくなっているのである程度網目が目立たなくなってると思いますが、パソコンで見てくれてる方はよくわかると思います。

せっかくですから全体的に貼ってみましょう。

 

 

わーすてきー。

なんかカワイイ感じになっちゃった。

 

当時の私は網目の大きさについてまったく考えてなかったので、他の漫画はどうなってるのかと急いでいろんな漫画を見てみたら・・・

網目が・・・目立ってない漫画ばっかり。

ってゆーか網目が見えない。

 

 

そうなんです。

最近の漫画はほとんどが網目が目立ってないトーンばかり貼ってあるのです。

そして私が買ってきた網目トーンのほぼすべてが・・・網目がデカい。網目が目立つ。

 

やっちまったぁ~。

俺やっちまったぁ~。

 

私がその時買ってきた網目トーンは15枚。計4,500円だね。

無職なのにね。うふふ。

 

メインとして使われるトーンも時代によって変わっていく

 

昔の漫画は網目の目立つトーンもけっこう使われてた気がするんですが、最近の漫画は全然目立ちませんよね。

それはもう網目の集合体ではなく、ペンで塗ったかのようなトーンばかり貼られてる気がする。

 

 

 

皆さんは網目が目立つトーンをどう思いますか?

私はなんか・・・古臭く感じるんですよね。

網目が目立つトーン貼ってる漫画って・・・。(福本伸行先生の漫画は別)

 

 

 

 

そりゃほがらかなシーンやカワイイ感じの漫画になら合ってますが

 

 

 

 

真面目なシーンや緊迫したシーンに貼ってあると私は違和感を感じます。

 

この緊迫したシーンが・・・(すでに学生服に貼ってあるトーンの網目が少し目立ってるけど)

 

 

 

 

こうなってしまったら・・・

 

 

 

カワイイ感じがしますよね。網目の目立つトーンって。

 

時代が流れるにつれて漫画やアニメの流行の絵柄はどんどん変わりますが、メインとして使われるスクリーントーンも変わっていくのでしょうね。

もちろんこれは私個人の感覚と意見なので網目が目立つトーンを貼ってはいけないなんてことはないし、時代遅れなんてこともありません。

どのスクリーントーンをどんなふうに貼るかは完全に作者の自由です。

自由に貼ってOKなんです。

 

・・・せっかくですからさっき載せた絵に今度は網目が目立たないトーンを貼ってみますか。

 

 

どうですか?

どっちがお好みですか?

 

 

 

 

・・・・

 

うん。

・・・やっぱり私は嫌いだな。網目が目立つトーンは。

(まぁこれは網目が目立つトーンを極端に貼りすぎですけど・・・)

 

今回の件以降、私が買うスクリーントーンは網目が目立たないものばかりになった。

 




 

未完成な理由

 

以前の記事で私が漫画家を目指していた時に描いた2作目の漫画を公開しましたが、その作品は未完成でした。

 

その漫画「私の2作目の漫画「逝きますか?」 渡かいと

 

スクリーントーンが最初の方しか貼ってないのです。

その理由なんですが、さっきも話しましたが私が買ってきた約4,500円分の網目トーンは失敗に終わりました。

「じゃあその反省を活かして今度は網目の目立たないスクリーントーンを買ってきてこの2作目に貼ろー!」

・・・って気にはならなかったんです。

その理由は・・・スクリーントーンが高いから。

1枚約300円。

 

そのスクリーントーンを私のこの2作目、32ページすべてに貼ったらいったいいくらかかるだろう?

たぶん・・・1万円は軽く超えます。

なんせこの漫画はエロ漫画。

女性の裸体をつややかに見せるためには肉体に全体的に貼らないといけないからです。

だからかなりの量になる。

私は当時無職。使えるお金には限りがある。

この2作目を完成させたらお金になるというなら貼ります。

一応この漫画は完成したら雑誌の新人賞に応募するつもりでした。賞が取れればお金がもらえます。

しかし・・・ペン入れの段階からもうわかる。

 

この漫画は絶対・・・賞はとれねぇ・・・。

 

賞がとれない漫画なんてしょせんはゴミ。

まぁこうしてネットで公開できる時代になりましたから今はそうとは言えませんが、昔はゴミ以外の何物でもなかった。

それを否定する人もいるでしょうが、誰にも読んでもらえない、お金にもならない漫画なんて・・・ゴミです。

本人が大切にしない限りゴミとなってしまうんです。

 

この発言は漫画家を目指しながら多数の漫画を描き上げてる人に対しては暴言にあたるのかもしれませんが、漫画を描いても描いても誰にも評価されつづけなかった私のような人間は、こういう見方になってしまうものです。

 

もちろん「完成させることに意味がある!」とは思いますが・・・完成させたところでゴミはゴミ。

 

そのゴミにお金をかけるくらいなら次回の・・・

さらにレベルを上げた作品にお金をかけた方がいいにきまってる。

 

そう思いました。

とりあえずは2作目に数ページ貼ったことでスクリーントーンを貼るコツはつかんだ。ならこの漫画はもういいじゃないか。

次の作品ではこの反省点を活かした漫画を描こう。

そう思い、私は次の作品に賭けることに決めたのです。

 

最初からやり直したくなる悪癖

 

未完成にした理由はもう一つあります。

私は昔から何か失敗したら最初からやり直したくなるという妙な癖がありました。

私は普段怠け者なくせに変なところで完璧主義なところがあるんです。

その癖がとくに出るのがゲームでした。

どうでもいいゲームはちゃっちゃっとやってクリアしちゃうんですが、面白いゲームや気に入ったゲームはやり込みたくなるんです。

全部のアイテム取って、全部のスキル憶えて・・・とか。

そしてそういうゲームは何か失敗したり、気に入らないところがあれば最初からやり直したくなるんです。

あとでその失敗を十分取り返せるとしても・・・です。

 

その癖がとくに出たゲームが「アトリエ」というシリーズのゲームでした。

私は「リリーのアトリエ」

 

 

「ヴィオラートのアトリエ」にメチャクチャハマった時期があり

 

 

そのゲームをやり込みたくて仕事もせず1日中プレイしてた時期がありました。(漫画家目指す前こと)

そしてちょっとした失敗が気になったら・・・1日中プレイしたデータを消して次の日には最初からやり直した。

そしてその日また1日中プレイして・・・次の日には何かが気になりまた最初から・・・。

それを約1ヵ月繰り返した。

 

・・・アホだ。

 

そして何度もやり直したことで途中で飽きてしまい・・・けっきょくクリアせず投げだしてしまった。

 

・・・アホだ。(数年後にまたプレイしてクリアした)

 

 

他にもこんな感じで繰り返しやり直したゲームはいっぱいあります。

 

 

 

その癖が・・・漫画にも出てしまったって感じですね。

私はつまり・・・最初からやり直したくなったんですよ。漫画制作を。

次回こそ完成させる。

そう心に決めて・・・。

 


 


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