前回の記事「「お前の絵下手すぎだろ?」そんなことを言い続けた私のアンチ」
この「リネイシア」というブログは2018年3月に一旦休止し、8月からこうして再会し始めています。
再開した今は、コメントをできなくしてあります。
アンチコメントを読みたくないからと言って、一般の方々のコメントすら遮断するのはいかがなものかとは思っているのですが、こうしないと記事が非常に書きづらくなってしまったのです。
書きづらい理由をお話しします。
誹謗中傷が記事制作の邪魔をする
「たった数件のアンチコメントを毎週もらうくらいで記事が書けなくなるとか、弱すぎだろ?」
そう思われるだろう。
私も日常生活でなら、そこまでダメージになるものではなかった。
しかし、「ブログの記事を書く」「漫画を描く」この二つの作業には、どうしても誹謗中傷コメントが邪魔をするのだ。
皆さんは何かつらいことや嫌なことがあったら、それを考えないようにするだろう。
考えないために、嫌な記憶をかき消せるような何かをするだろう。
ゲームをするとか、スポーツをするとか・・・
そういった夢中になれることで嫌な記憶を隅に追いやり、いつの間にかかき消えてるのだろう。
私もね、アンチコメントを読んで「あーまた来たか。いつもいつもお疲れさん。」って感じで、そのコメントのことはすぐに考えないようになった。
考えないようにして、いつもの日常生活に戻れるようになった。
しかしブログの記事を書こうとするときは、さっき貰ったアンチコメントの内容が思い起こされてしまうのだ。
ブログの記事というのは、まずどんな内容を書こうか、頭の中でざっと思い起こす。
私の頭の中にある知識や記憶、体験の情報から記事文章を構築していく。
この作業中は、私の脳内の記憶や知識を覗きこんでるような時間になる。
で、この作業中(記憶の検索)にどうしても引っかかってしまうのだ。
今まで貰った数多くの不快なコメントが。
当然それらは記事を書くうえで必要のない記憶だから、再び記憶の隅に追いやる。
しかし脳というものは、思い出したいものだけを思い出せるほど、都合の良いものではない。
むしろ思い出さないようにすればするほど、逆に思い出してしまうのだ。
隅に追いやったはずの嫌な記憶(アンチコメント)は・・・
どんどん大きくなっていき・・・
記事の文章を考えていたはずなのに・・・
いつの間にか、彼らに対して必死に(脳内で)言い返している自分がいるのだ・・・
このようにしてアンチコメントが来るようになってからは、記事の制作作業はどんどん遅れていった。
YouTuberなら撮影が始まれば「ハイ! どーもー! ○○でーーっす!」ってな感じで、撮影中はアンチコメントのことを一時、忘れることができるかもしれない。
しかし、自分の記憶を覗きこむような作業をする文章制作や、漫画のネーム作業中だけは、どうしても誹謗中傷が邪魔になってしまうのだ。
これはやってみた人にしかわからない。
なんかね・・・頭の回転速度がすごく鈍るのよ。
アンチコメントを読んだり思い出したりすると。
記事を作ろうとしてたのに、いつの間にかボーっとしてるか、ブツブツ言い返してる自分がいるのよ。
一番イラっとくるコメント
2018年になって、アンチコメントを度々もらうようになってからは、よくこの状態に陥った。
そして、休止前に一番ひどい状態になった。
休止前にこの記事を投稿した。
この記事では絵の上達法みたいなのを解説しているが、たぶん荒れるだろうなーと、投稿前から覚悟してた。
で、案の定、いろいろうるさいコメントが来た。
その中でも、今までで私を一番イラつかせるコメントが来た。
アンチコメントというのは、言葉遣いが乱暴だ。
「最低野郎だなお前」とか「ゴミクズ野郎が調子にのってんじゃねーよ」とか、中学生がよく使うような感じ。
こういったコメントは一時イラっとくるが、貰い続けてるとけっこう慣れるようになる。
「読む価値なし」として、脳がそのコメントを記憶から勝手に捨てる感じ。
私が一番イラっとくるのは、丁寧語でネチネチ言ってくるコメント。
これが一番イラつく。
敬語での文章なので、一見するとまともなコメントかと思いきや、読んでみるとネチネチネチネチ私を批判しているのだ。
その批判が的を射ているならまぁ・・・いい。
しかし、なんかちょっとこう・・・遠回しに批判したいだけというか・・・人を逆なでするのが上手いというか・・・
とにかくイラつくのだ。
それら複数のコメントを貰い、しばらくイライラが止まらなくなった。
どんな感じで言い返してたのか?
上記でリンクを張った「なぜ絵が上手い人は上手く描けるのか?下手な人は描けないのか?」という記事を投稿し、複数のコメントを貰った。
最初の数日に貰ったコメントのほとんどが、否定的なコメントだった。
私は朝起きて、それらのコメントを読み、その時はイラっと来た程度だった。
それらのコメントは記憶の片隅に追いやり、仕事に行く前に次の記事制作に執りかかった。
さて・・・どんな内容の記事にしようか・・・?
脳のなかの情報を探る。
すると、さっき貰った複数のコメントが思い起こされてしまう。
それらのコメントは振り払うのだが、振り払えば振り払うほど絡みついてくる。
で、いつの間にか・・・私は彼らに対して必死に脳内で言い返していた。
以下に、私が一番イラっときたコメントを抜粋。
※複数に区分けしてますが、途中までは同じ人のコメントです
※口汚い言葉で言い返してますが、これが本当の私です
ちょっとお聞きしたいのですがね
>>ガチレベルの人にはほど遠い模写ではありますが、まぁまぁの絵が描けたのではないでしょうか?
雰囲気イケメンって言葉知ってますか?
雰囲気はあるがイケメンでないってやつです
そんな感じの絵ですね
それと渡さんはガチレベルを目指しているんじゃないのですか?
こんなレベルで自画自賛なんてやめた方がいいですよ
2年前の模写記事見ましたが、以前と同じようなレベルの絵で、以前と同じような事言ってますよ?
成長が全く感じられませんね
うっせーな。
私だってそこまで上手いとは思ってねーよ。
でも記事の内容的に自分の絵を多少は自画自賛しないと、説得力出ねーだろーが。
>>ん~? 意外と上手く描けたなぁ・・・。(タイヤ以外)
また自画自賛
それよりも問題なのがね、何故タイヤがおかしいと分かってるのに描き直さないのですか?
それが一番の問題なんですよ?
気付いているのに描き直さない
ようは陰影付けてみたらそれっぽく見えるからまぁいいか、これが雰囲気のみだと思われるんです
あれは下手くそに見せる例の模写なんだから、上手く描いてどーすんだ?
「今まで描いてこなかった絵の模写は、簡単には上手く描けないんですよー」という、説明を含んだ模写なんだよ。
それを簡単に上手く描き直せたら、それこそ言ってることおかしくなるだろーが。
渡さんはこう仰ってます
>>先ほど私は人体をスラスラと短時間で正確なアタリをとって描いてみせましたが、なぜ短時間で正確に描けてしまった
>>きれいに描けるようになるためには、描きたいものの形を正確に脳に入れる必要があるのです。
矛盾してません?
まず正確に描けてないし、描こうともしていない
なのにどうしてこんな事が言えるのか
こいつ・・・(超絶イラッ☆)
最後に
>>そのために最適な訓練が「正確で精密な模写」です。
してないじゃんw
渡さん、あなた言ってる事がおかし過ぎますよ
滅茶苦茶ですよ、先ほどから言い分が
あなたは絵の描けない人を相手に、ちょっとだけ描ける自分を自慢したいだけなんですか?
それとも本当に絵が上手くなりたいんですか?
素人が能書きや高説など垂れてる場合ではないですよ
そんな能書き垂れてる暇があるなら、とにかく描きましょう
うぜーっ。
超絶にうぜーコイツ・・・。
絵が下手な私が偉そうに講釈垂れるのが気に入らないのはわかるが・・・仕事にブログにやってる身としては、絵ばっか描いてられるわけねーだろーが・・・。
ただ単に文句言いたいだけだろコイツ・・・。
そして数分後、この人は別の人のコメントにこう返信した。
○○さんのがすぐに上達しそうですね
この上手くなってやる意欲は素晴らしいです
その人、15分しか絵を描いてねーって言ってるけど!??(○○さん、ごめんなさい[コメント名は伏せさせてもらいました])
15分しか描いてない人のが向上心あるとか・・・
絶対ただ文句言いたいだけだろーお前よぉーー!!
これ無料ブログなんだからさぁーーー!!
プロ並みの絵を描けるんだったら、無料ブログで絵の描き方なんか解説してねーわ!!!
他の人もコメントくれたが・・・
コメントが激減したな、理由は何となく分かるが
さいなら
はい。さようならー。
別にコメントほしくてやってるわけじゃねーよ。
仕方ないだろ
35歳で、中卒で、アルバイターなんだから
ここのブログ読んでみれば分かるが、ロクな人生送ってないのが分かる
そんな人なんだから、どんな事だろうと少しでも優越感に浸りたいんだよ
承認欲求の塊だぞ?
少しくらいいいだろ
今はまだ成長段階なのかもしれないから(とは言いつつ絵を描いて10年以上らしい)、もう少し優しく見守ってやろうじゃないか
お前はスパムに設定したはずだろーが!
スパムをかいくぐるまで必死になって何度も何度もコメントしてくんじゃねーよ!!
お前もきっとロクな人生送ってねーんだろーな!?
じゃなきゃ毎度毎度誹謗中傷コメントなんて、顔も名前も知らない人間に送り続けたりしねーよ!
あと、中卒じゃねーよ!!
こんな感じで、口汚く言い返してる自分がそこにいた。
記事の文章を考える予定だったのに・・・まったく作業は進まなかった。
さらに、仕事中にもこれらのコメントを思い出してしまい、イライラが消えなかった。
以上がコメントを遮断した理由です
私のブログにいただくコメントは、普通のコメントの方が圧倒的に多い。
しかし、どうしてもこういった否定的なコメントの方が印象に残ってしまう。
そして、作業の妨げをする。
読者の皆様に対しての一番の対応は、コメントを返信することではない。
良い記事を作り続けることだ。
読者の皆様に、何か役立つ情報を提供できるような良い記事を投稿し続けること。
そのために、コメント欄はもう邪魔になってしまったのだ。
私もコメントをいただきたい。
私よりもはるかに知識のある方々がいらっしゃる。
その方々からの役立つ情報は本当にありがたいものだ。
応援コメントも数多くいただいた。
本当に励みになったし、ありがたいものだった。
感想も大いに参考になった。
コメント欄の閉鎖は、その人たちも遮断するような、なんとも無情な行為だが・・・申し訳ない。
他人のことを気にしすぎる性分の私は、もうこうするしかないのだ。
どうか、ご理解いただければ幸いです。
次回の記事では、私がリネイシアを休止した一番の理由をお話しします。
アンチも理由の一つではあるのですが、もっと大きな理由があったんです。
何となく想像ついてる方もいらっしゃるかもですが、次回も読んでいただければと思います。
それではまた。