前回の記事「どのトーンをどこに貼ればいい?スクリーントーン選びの難しさ

 

今回の記事では私が初めてスクリーントーンを買った時のことを話たいと思います。

この記事の最初の方は前回お話ししたスクリーントーンの記事と内容が酷似してる部分がありますが、まぁあらすじだと思って気にせず読んでいただければ助かります。

 

この記事の1話目「私が漫画家を目指した約8年間の軌跡。はじめます

 




 

どれを買うべきか・・・わからねぇ

 

私の2作目となる漫画のペン入れが終わった後、その原稿にスクリーントーンを貼るため私はトーンが売れてる文具店へと足を運んだ。

この時の私(2009年)はスクリーントーンを貼ったことがなく、トーンについての常識的な知識もほとんどなかった。

ってゆーか実物のスクリーントーンすらろくに見たことがなかったのだ。

そんな私は大量の種類のスクリーントーンを前に固まってしまった。

 

み・・・見分けがつかねぇ・・・。

 

スクリーントーンは種類がたくさんあるのは知ってる。

種類が豊富ということはそれだけどのトーンを使うかの選択の幅が広がるということ。それはいいことだ。

しかし・・・こうして実際に選ぶ立場に立ってみると・・・頭を抱えてしまった。

どれがいいんだろう?

一応ここに来る前に自分の漫画にどんなトーンを貼るかのイメージは固めてきたつもりだった。

しかし・・・そのイメージと一致するトーンがどれかわからないのだ。

 

とくに私を悩ませたのが「網目トーン」

網目トーンはスクリーントーンの基本となるトーンだが、それぞれの違いがわからない。

 

 

いや、微妙な違いはわかる。

網目の大きさ。

網目同士との間隔。

色の濃さ。

そんな微妙な違いはわかるんだが・・・こんなに種類がいるものなの?

コレとコレなんかそっくりじゃん?

そっくりなやつがいっぱいあるけどコレ一つに統一した方がよくね?

こんなに似たものが多かったら購入者を惑わせるだけなんじゃないの?

スクリーントーンを貼り慣れてる人なら「この種類の多さがいいんじゃないか。」と思うでしょうが、その時の私はずぶの素人だったので「?」が並ぶだけだった。

 

そして私をもっとも悩ませたのが完成図が予想できないということ。

自分の原稿にこのスクリーントーンを貼ったらどういう絵になるか?

こっちのトーンではどうなるか?

こっちはどうだ?

貼った時の自分の絵がどうなるのかの予想ができないのだ。

 

スクリーントーンが貼ってある生の原稿を見たことがない私にはさっぱりだった。

 

自意識過剰。勝手にテンパる

 

私には文具店でスクリーントーンをじっくり吟味できない理由があった。

それは・・・周りの目が気になるということ。

皆さんは人の目を気にするタイプだろうか?

私はする。大いに気にする。

大の大人が文具店で片膝ついて(私が行ってた文具店はスクリーントーンが低い位置に置いてあった)スクリーントーンと長時間にらめっこ。

従業員は当然気にするだろう。

私はそういう人の視線が気になってしょうがないのだ。

 

「別にお前のことなんか誰も眼中にねーよ。自意識過剰なんじゃねーの?」

 

みたいなことを必死に自分に言い聞かせるが・・・気になってしょうがない。

私の集中力は時間がたつにつれてトーンの方よりも周りの方に意識が向くようになっていった。

どうしよう・・・。日を改めようかな・・・?

でも次の日も同じように長時間吟味してたら

「見て。あの人また来てる。こんな平日の昼間っから。きっと無職よ。ニートよ。」

みたいなことを従業員同士でヒソヒソ話すかもしれない。

 

「だからそんなこと気にしなくていいんだよ。 お前の人生に何の関係もない連中だろう?」

 

でも気になっちゃう!(めんどくせーこいつ)

 

けっきょく私は勝手に焦った結果・・・「もうコレでいいや!」って感じで網目トーンを15枚くらい。その他のトーンを5枚くらいの計20枚を約6,000円払ってとっとと退散した。

無職なのに・・・。お金ないのにこんなテキトーに選んでしまって・・・。

ほんっとうざったい性格だよな私は。

 




 

兄からもらった画材道具

 

スクリーントーンを貼るためには・・・ってゆーか漫画を描くためには一通りの画材道具を買う必要がありますが、私はその点は心配なかった。

画材一式を兄がくれたのだ。

過去の記事に描きましたが私の兄も漫画家を目指していた。

しかし兄は漫画を描く難しさを痛感して漫画家を諦めたのだ。

 

そのことが書いてある記事「漫画家志望者で1作でも漫画を完成させたことがある人は何%か?」

 

そして諦める際に「これ・・・全部お前にやる」と、兄が使ってた画材一式を全部私にくれたのだ。

これには超ビックリ。

超嬉しかった。

 

私は兄とは仲が良いとはいえない。

とくに私が漫画家を目指していた時、私は兄から超嫌われていた。

私が兄に話しかけても無視されるか、舌打ちされたあと「あぁ~?」と、めんどくさそうに応えられるかのどっちかだった。

それでいて自分が私に用があるときは気安く話しかけてくる。

私は普通に対応していたが内心「こいつ・・・」イラっときていた。

そんな関係の中、私も最初の頃は兄弟なんだから仲良くしないといけないと思い、必死に話しかけたりもしたが兄が終始そんな態度なので兄に話しかけようと思うと胃が痛くなるようになった。

そしてある日・・・

 

「別に兄弟だからって無理して仲良くなる必要ねーじゃん。」

 

そう思ったとき・・・私の心の重しは解けた。

それ以降、私は兄に話しかけるのをやめた。

そんな兄が私に画材をくれたのだから私の驚きようも少しは想像できるでしょう。

 

こんなふうに書くと私の兄のことを「ひどいヤツ」と思うかもしれませんが・・・ハッキリ言ってひどいのは私の方です。

兄は働いてちゃんと親に食費や生活費を渡しているのにその弟ときたら・・・

働かず、それでいて1日のすべての時間を自分と同じ漫画家への夢にあてられているのだ。

さらに身の回りの必要なものは全部親に払わせてるようなクズ。

これでは嫌われないほうがおかしいというもの。

しかしそのことについて兄は私に文句の一つも言ったことはなかった。

そしてたまにこうやって私に優しさを見せてくれる。

兄は不器用な男気のある素晴らしい人間だと私は思う。

ありがとう兄貴。

 

・・・・

 

でもできればスクリーントーンも何枚か欲しかった。(黙れクズ)

 

ちなみに今は私も働いて生活費も親に渡しているので兄も普通に接してくれるようになりました。(兄も私もいい歳こいて実家暮らし)

でも長年キッツイ態度をとられつづけたので私は兄に話しかけるのがトラウマになり、いまだに胃が痛くなります。

だから仲が悪いとはいわないが・・・良いともいえない。

お互い干渉しない気楽な関係です。

 

ぶっつけ本番でも貼れた

 

スクリーントーンを買ってきた私ははじめてトーンを貼ってみたのですが・スクリーントーン貼りってけっこう簡単です。

私は漫画制作本を読んで貼り方だけは知っていたのですが、しょせん本から得ただけの知識。

いろいろ失敗するんだろうな~と思ってたら意外とあっさりできました。

しかし注意点が一つ。

文具店などで売ってる普通の黄色いカッターがありますが

 

 

こんな感じの切ってる時に非常に小回りのきくカッターがありますのでそちらの方がおすすめです。

 

 

私はこっちの方が断然切りやすいです。

なので普通のカッターでうまく切れないという人はカッターを変えてみるとうまく切れると思いますよ。

 

 

でもトーンを「削る」のは普通のカッターのほうが私は削りやすいです。(削りについてはまた今度)

なので用途に分けて2種類のカッターを持っておくことをお勧めします。

 

 

え~この後私がどういうふうにスクリーントーンを貼っていって、どういうふうに悩んだかなど話すつもりだったんですが・・・ちょっと長くなったんでいったんここで一旦区切ります。

次回はその辺のことを話しますのでまた読んでいただけたら嬉しいです。

それでは最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

 


 


人気ブログランキング

 

次の記事「初めてのスクリーントーン貼り。網目が目立つトーンで大失敗