あらすじ
漫画家を諦めた不眠症のオッサンがフォークリフトの免許をとる。実技1日目終了。
前回の記事「フォークリフトの資格をとるため実技に挑戦するオッサン」
眠れた!
ん? なんだ? 朝になってる。 え? ってことは私は・・・
眠れたのか?
ひゃっほーい! なんて爽やかなんだ。眠れたってすばらしい!
さすがに昨日は一睡もしてなかった体も疲れまくっていたようだ。なんだよ。やればできるじゃん私! 明日からもこの調子でたのむぜ。
眠った身体はすばらしい。身体の重みもダルさも吐き気もない。やっぱり人間寝ないとダメだね。2日目の実技は順調そのものだった。
・・・しかし、その晩はまた眠れなかった。
ホンっと持ち上げて落とすの好きだねー。私の人生そんなんばっかだよ。期待させておとす。今日は実技の試験なんですけど。もうホンっと勘弁してください。
最終日、1人追加された
この人は学科のときに見かけた人だ。実技をすっとばしていきなり試験を受けるらしい。フォークリフトの免許は受講料を倍額払えば実技をすっとばすことができるんだ。
・・・・
うそだよ。信じちゃダメだよ。
本当は車の大型免許を持ってる人は実技をとばすことができるんだ。そりゃそうだよね。あんなデカいトラック乗り回せる人たちがこんな小さなき機械の運転に手こずるわけがない。
トラックの運ちゃんって本当スゴイよね。よくあんなデカくて長い車乗りこなせるわ。
トラックって外から見たらたいしたことなさそうに見えるけど、運転席に座ってごらん。車のデカさと運転の怖さを実感できるよ。私は2tでも怖いわ。
で、夕方16:00ぐらいまで実技。そこから試験。
試験っていってもたいしたことはない。この3日間の実技の練習をそのままやればいいだけ。簡単でした。
で、教習所の中で結果待ち。室内なんであったかいわ~。待ってるときに近くで座ってる学生達の会話が気になった。
4人組だが1人仲間 はずれにされている。その中の1人が「お前性格わるいんだよ」とか「太ってんじゃん」とか言ってる。(お前の方が性格わるそうだが)
仲間はずれにされそうな子はなんとか仲間にしてもらおうとおどけている。しかし苦笑いだ。
少年よ。キミはあと1ヶ月で高校を卒業だろう?(現在2月)卒業したらそいつらとは縁を切りなさい。
学校という限られた空間の中での1人ぼっちはつらいだろう。だからキミが今、嫌われながらもそいつらのそばにいようとする気持ちはよくわかる。
しかし卒業すればもうそいつらのそばにいる必要はない。学生時代の友人なんて卒業すれば自然ときれる。
私たちズっ友だよね! とかいってる子がいるが、実際にズっ友でいることは難しい。
労働時間、休日、生活環境。それらが合わずに遊ぼうにも遊べない。 いつの間にか疎遠になるのだ。そして学生時代、あれだけいっしょに遊んだ仲間たちも3年、5年とたつとほとんど誰もいなくなるのだ。だから学生時代の仲間など学生時代だけで十分。その程度の絆なのだ。
だが、中には切ろうとも切れないくされ縁みたいなやつもでてくる。
私は学生時代の友人は多いほうだった。とくに高校時代は3年間クラス替えがなかったから本当に長いこといっしょにいた。気の合うやつらだった。
で、この記事を書いている今現在(33歳)どうかというと、高校時代の友人で今もつるんでいる人間は1人もいない。あれだけいっしょに遊んだやつらだが、今は1人もいないのだ。
しかし中学時代の友人で2人だけ、今も縁が切れてない友人がいる。
1人は結婚して家庭をもったので、たま~に会う程度になったがもうひとりの方はほぼ毎週遊んでいる。
そいつとは本当にくされ縁なのだ。そいつには本当に色々と助けてもらった。そいつも私も社会に適応できないダメ人間なので傷の舐め合いみたいになってるが、それはそれで楽しかった。そして私が不眠症や体調不良がピークで悪いときなんかもとても助けてもらった。
単純に話を聞いてくれる人がいるだけでどれだけ人は救われるだろう。もし、こいつがいなかったら私はあの体が超しんどい時期にたぶん自殺していただろう。マジで。
だからこの友人にはとても感謝している。
・・・話が脱線しまくっている。まぁ少年、キミもそいつらじゃなく、真の友人がきっとできる。それは今後会う人間か、今まで会ったなかにいる人間かはわからないが。
だから学校を卒業したらキミの方から縁を切ってやれ。きっと気持ちいいぞ。
ん?なんの話をしてたんだっけ? おっぱいの魅力についての話だったっけ?
あ・・・フォークリフトの話だ。うん。 試験受かりました。免許もらいました。ほんっと疲れた4日間でした。眠れない中がんばって本当によかった。
今夜こそはよく眠れそうだ。
つづく