前回の記事ではなぜ私が漫画家を目指しはじめたのかを書いた。

前回の記事「私が漫画家になりたいと思った理由。つまらない人生からの脱出

 

今回の記事ではなまけものでゲームばかりしていた私が漫画家という目標をもったことでどうなっていったかを記していきたいと思います。

また私個人のことですが、お付き合いしていただけると幸いです。

 




 

社会人から夢をめざすことの難しさ

 

漫画家になるためには何をどうしたらいいのか?

24歳から漫画家を目指しはじめた私だが、「そもそも漫画家ってどうやってなるの?」「漫画を描くためには何が必要なの?」「画材は?」「スキルは?」

さっぱりだった。

とりあえず絵が描けないとおはなしにならないと思った私は絵が上手くなることからはじめた。

で、「絵ってどうやって上達するの?」

ここで多くの人が絵が上達するためにすることが「模写」だろう。

模写とは絵や写真などを見ながらそれをそっくりそのまま紙などに描き写すことだ。(しらない人もいるかもしれないから一応説明を)

模写

私も当然模写からはいった。

私は子供の頃から模写が上手いと言われていたが、それはあくまでも素人から見ての「上手い」だ。

絵が描ける人から見たらてんでダメなレベルだろう。

人物の模写からはじめた。

「人間」をうまく描けるようになるには漫画の絵のような作者によって個性のある絵を模写するんじゃなく、美術のデッサンでするような写真のような人物の絵から模写したほうがいいと思った私はデッサンの本を探した。

 

 

本屋にはあったが一冊一冊の値段が高い。2000円以上はする。いい歳こいて職を転々としていた私は恥ずかしながらお金が無かった。

なのでここは図書館で本を借りることにした。

図書館なんて何年ぶりだろう?あの図書館の雰囲気は好きだ。なんていうか・・・神聖な空気を感じる。落ち着くよね?

図書館

ここからバリバリ模写して漫画家になるための努力を重ねるか・・・といえば残念ながらそうではない。

ぐ~たらな私は1日30分~1時間くらい絵を描いたくらいで「今日も頑張ったなぁ」と満足してしまうようなアホだったのだ。

 

1日仕事。1週間仕事。1年間仕事。これを定年までループ。・・・は?

 

私は社会人としてバリバリ働く人を本当にすごいと思う。すごいとも思うが・・・ヒマなのかな?とも思ってしまう。

*ここから本当に失礼な事を言いますがどうか広いお心で聞いてくれるとうれしいです。

 

起きてから支度をして仕事行って8時間労働。残業なんてこの日本ではほぼあたりまえなので、それ以上の労働。

家に帰ってメシ食って風呂入ってちょっとくつろいだらもう寝る時間。

家事、育児、介護などもしなきゃいけなかったりと、家庭の事情がある人などは1時間もくつろげないだろう。

寝て、次の日も同じように仕事をするのだ。

それを週に月~金。人によっては土曜も。あるいは日曜も。

週に1日か2日休めるくらいだろう。

そのたまの休みは疲れた体を癒すため、寝たり、ぐ~たらしたり。

 

今は「イクメン」といわれ、子育てを頑張る男性がイケてる世の中らしい。つまり休みの日は育児で潰せと・・・。ははっ。おもしろいね。

(だからって子育てをずっと奥さんに任せると今度は奥さんが休めない。子育ては本当に大変だ。妹の子供の面倒見たときそれがよ~くわかった。あれを奥さん一人に任せると奥さんが死ぬよ。マジで。

で、休みが終わったらまた次の週も同じように仕事の毎日。これを定年まで繰り返すのだ。ず~っと。

自由を得られた頃には腰が曲がった老人に。

 

・・・・

 

バカじゃないの?

 

なんなのコレ? 労働マシーンなの? 機械なの? これじゃまるで働くために生まれてきたみたいじゃない。

どうして皆そんなに働きつづけられるの?仕事を終えてから何かやりたいことはないの?趣味は?

「趣味は仕事です」と言える人が立派な社会人なの?

日々を仕事で埋め尽くし、1年を・・・いや、老人になるまでを仕事で生きることが出来る人をこの日本では普通の大人と言うんだろう。私には理解できなかった。

わかってる。

父と母が「それ」をやってくれたから私は食うに困ることなく大人に(体だけ)なることができたのだ。

もし父が私のように働くことに対して駄々をこねだしたら私たち家族はゆうちょうに生活できなかっただろう。

わかってるんだ。私が甘い。

 

だが私にはどうしてもできそうになかった!みんなは仕事してるときに頭に響かないだろうか!?

「お前このままこんな仕事の毎日でいいの?」「このままこんな会社で一生を終えるつもりかよ?」「このまま老人になって満足?」「お前の人生それでいいの?」

こんな考えがうずまくのだ!皆はないだろうか!?

それともこの声を押し殺して日々仕事し続けているのだろうか!?だとすれば・・・

参りました。

 

だから私は結婚しないと決めていた。子供もつくらない。

だって私は自分のことでいっぱいいっぱいだもの。絶対奥さん、子供を養っていけないもの。自分のことすら危ういのに。

 

けっきょく私は仕事から帰ったら疲れて30分~1時間。休みの日はぐ~たらしてやる気が起きず、せいぜい2時間絵を模写するので精いっぱいだった

 




 

夢をみつけたことでより、社会に適応できなくなる

 

「夢をもつことはいいことだ」よく学校で先生がこんなことを言っていた。

夢をもつとその夢に向かってがむしゃらに頑張れる。

不良になる暇もなくなるから学校では生徒が夢をもってくれるほうが助かるだろう。

しかし社会人になってから夢をもってしまうと・・・やっかいなことになってしまう。

 

夢に向かって努力するためには時間が必要だ。その時間を欲するあまり

「え~残業ぉ~?」「え~休日出勤~?」「え~新しい仕事覚えるのぉ~?家に帰って仕事の復習~?」

俺こんなことしてる場合じゃないのにぃ~。

という具合に仕事に身がはいらなくなるのだ。私もこうなった。(というか私の場合はもとから身がはいってないが・・・)

 

働きたくないでござる

 

「俺は将来漫画家になるんだ!」

「こんなちっぽけな会社で一生を終える人間じゃないんだ!」

「俺はただなんとなく働いているお前らとは違うんだ!」

「残業なんてやってられるか!!」

 

家に帰ったらがむしゃらに絵を描くわけでもなく、ぐ~たらぐ~たらするくせに、「俺は漫画家になる!」という理想ばっかり高くなって雇ってくださっている会社への感謝もせず、時間を割いて仕事を教えてくれる上司への感謝もせず、完璧に腰かけ気分で仕事をしているもんだから仕事なんて長続きしなかった。

そして派遣社員である私に「正社員にならないか?」という素晴らしいお声をいただいたのに「俺は漫画家になるから正社員なんて興味ない。今の派遣のほうが気が楽だ」と、断ったことも何回かあった。(こんな失礼な言い方で断ったわけじゃないよ)

しかもひとつは大企業からお声をいただいたのに・・・だ。

 

このように社会人で夢をもつとその高い理想ばかり見て足元にある「現実」を見なくなってしまう。

社会人から夢を目指すことは本当にバクチなのだ。

夢を諦めたころにはもう若くない。どこかの会社の正社員になって堅実に生きたくても若くないから正社員として雇ってもらえないのだ。

 

不採用

 

漫画家を目指したこと後悔してる?現実的に生きればよかった?

 

それについては力いっぱいこう答える。NOだ。

私は漫画家を31歳で諦めて、この記事を書いている今現在33歳でアルバイトだ。社会的には終わってるだろう。

しかし私は漫画家を目指したことをこれっぽっちも後悔していない。正社員になる話をけったことも後悔していない。

あの頃の私は本当にダメダメだったし、何かを目指し、そこに向かって努力することで私自身いい意味で変われたと思うから。(これでも変わったほうなんだよ)

 

漫画家を目指していたときの記事「私が漫画家を目指していた約8年間の軌跡。はじめます

 

それに・・・

 

あの時、正社員になっていたとしても仕事をつづけることはできなかったろうから。

なぜか?

私は20歳のころからある病気を抱えてしまっていた。病気というか・・・とにかくつらい症状だ。

その症状は年々重くなり、その症状によって25歳頃に地獄をみることになった。

あの症状の中、仕事をつづけることはできなかったろうから。

また長くなっちゃったんでそれについては次回の記事で書かせてください。

長文お読みいただきありがとうございました。

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