前回の記事「あらゆる体調不良を改善する水溶性珪素「レクステラ」買いました

 

え~・・・久しぶりに私が漫画家を目指していたときの話に戻ろうと思います。

本当に久しぶりですね。

でもまたしばらくしたら脱線すると思います。

ですが脱線しても必ずまた漫画家を目指してたときの話に戻りますのでどうかこの話、最後まで見届けていただけたら嬉しいです。

 

漫画家を目指してた話の1話目「私が漫画家を目指した約8年間の軌跡。はじめます

 




 

本当は描きたいものが別にあったのにエロ漫画家を目指す

 

私は漫画家を目指してた時に約16作品の漫画を描きましたが、2作目まではこのブログで公開しました。

 

1作目「私の1作目の漫画「生きぬければ」 渡かいと

 

2作目「私の2作目の漫画「逝きますか?」 渡かいと

 

この2作・・・2つともエロ漫画です。

私は最初エロ漫画家を目指していました。

別にエロ漫画が描きたいからエロ漫画家を目指していたわけではないです。私にはあるプランがありました。

そのプランとは・・・

 

1.まずエロ漫画家になる

2.エロ漫画家になってエロ漫画を描きながら収入を得つつ、画力を上げていく

3.画力がある程度上がったら普通の漫画家に転向

 

そういうプランでした。

このプランを聞くとエロ漫画家になることを舐めてるとしか思えませんが・・・実際私は舐めていた。

エロ漫画家になることを。

 

ここらへんの詳しい話は別の記事でも書きましたが、

 

その記事「エロ漫画なら簡単に描けそう!漫画ど素人の私のボケた考え

 

漫画を描いたことない当時(2008年くらい)の私はエロ漫画って簡単に描けるもんだと思ってた。

内容なんて男と女がセクロスしている描写を描けばいいだけ。簡単に思いつく。

絵も・・・私が当時読んでたエロ漫画雑誌に掲載されていた漫画は絵があまり上手くないように思えた。

「この程度の画力でもエロ漫画家になれるんだ・・・。これなら俺でも簡単に描けそうだな。」

 

わかってねぇ・・・。

漫画を描く難しさを全然わかってねぇ・・・。

 

この頃の私は漫画なんか描かず、模写ばっかりしてたから自分で考えて絵を描かなくてはならない漫画の難しさを全然わかっていなかった。

真っ白い背景の紙に自分の描き慣れた構図で、パースを無視してイラストを描くのとは違うんだよ漫画を描くということは。

エロ漫画の内容だって、ただ男と女がヤッてりゃいいってもんじゃない。

いかに読者を興奮させられるかが重要であり大切だ。

それにエロ漫画は画力がものをいう世界だ。

私が見てた雑誌は確かに画力が低いと感じる漫画も多かったが、それだって実際に漫画を描いてみたら私より画力が低かったか、高かったかなんてすぐにわかった。

あれは低いようでとても高かったのだ。

それにたとえ運よく下手な画力でエロ漫画家になれたとしても絶対に生き残ることはできない。

すぐ低人気でクビが目に見えてる。

 

つまり・・・「とりあえずはエロ漫画家」なんて簡単な世界じゃ断じてなかったのだ。

 

私はエロ漫画を描くことの大変さ、難しさ、それを2作描いたことで痛感しつつあった。

そして何より私がエロ漫画家に向いてない理由が・・・私自身がエロ漫画を描いてて全っ然楽しくなかったということだ。

セクロスシーンを考えるのも、作るのも、描くのも・・・ただただ苦痛だった。

普段はこんなエロい妄想してるくせに、いざ漫画にするとなるとめんどくさいことこの上なかったのだ。

 

しかしこのときの私はこのプランの変更についてまったく考えてなかった。

次回作もエロ漫画を描く気満々だったのだ。

 

何でスカイハイ?

 

2009年3月。

私は2作目のエロ漫画を描き終えて絵の模写をしていた。

私の画力は全然低い。そして私の描く女の子は可愛くない。

エロ漫画でそれは致命傷だ。

だから画力を上げるため絵の模写に集中していた。

 

その日は友人の家で模写していた。

友人が訊いてきた。

 

 

友「何してんの?」

 

私「模写」

 

友「お前、エロ漫画家になるんじゃなかったっけ?」

 

私「そうだよ」

 

友「じゃあ何で・・・「スカイハイ」の模写してんの?」

 

私「・・・・」

 

 

皆さんは「スカイハイ」という漫画をご存知でしょうか?

 

 

実写ドラマ化もした漫画で知ってる人は知ってると思います。

 

一応内容を説明すると、不慮の事故や殺された人の魂は3つの選択から1つ選ぶことができる。

 

1.死を受け入れて天国へ旅立ち再生(生まれかわり)を待つ

2.死を受け入れず、霊となって現世をさまよう

3.現世の人間を1人、呪い殺す

 

 

 

しかし呪い殺したらその魂は地獄行き。

再生のない苦痛を地獄で永遠にあじわうことになる。

 

ちなみにスカイハイの女性画は・・・こんな感じ。

 

 

 

こんな感じ。

 

 

 

こんな感じ。

 

 

 

友「お前・・・何になりたいんだっけ?」

 

「エロ漫画家」

 

友「・・・・」

 

友人がそう訊いてきたのもわかるというもの。

 

自分が描きたいものは・・・?

 

このブログを読んでくださってる方で漫画家になりたい人に質問です。

あなたは漫画家を目指してる今現在の段階で「漫画家になったらこの作品を描く!」というような描きたい作品がもうすでにあるでしょうか?

描きたいと思える作風、作品がもうすでにハッキリと決まっているでしょうか?

 

私は決まっていなかった。

ジャンルも決まっていなかった。

オカルト話が好きなので「まぁ・・・ホラー・・・かな?」くらいの程度。

 

私が漫画を描きたいと思える瞬間は昔っから映画やアニメを見てて、最高の盛り上がりをみせるシーンを見たりすると「俺もこんなのを描きたい!」そう強く思うことからだった。

そしてそういうシーンを見ながら「俺なら今のシーンはこう描く」「今のキャラクターにはこういうセリフを吐かす」と、自然と改変していた。

決してダメ出ししているわけではなく、他人の作品を自分の描きたいものに脳内変換して妄想してしまうのだ。同人作家みたいに。

 

しかし私は実際に漫画を描くまでは、自分が何に心躍るのか? 何に対してハッキリと「描きたい!」と思えるのか? 漠然としすぎてよくわからなかった。

しかし漫画を1作、2作と描いたことで私は何が描きたいのか・・・なんとなくわかってきた気がした。

 




 

女の子の顔にシワを描く勇気

 

私は1作、2作とエロ漫画を描いてて性の描写を描いてる時は全然楽しくなかった。

しかしそれ以外のシーン・・・とくに後半、キャラクターが自殺して、自分の予想通りに事が運ばなかったときの絶望感みたいな・・・そこのところは楽しく描けた。

 

私はやはり人間を描きたいようだ。人間の感情を。

 

漫画にはよく細かなストーリーや、誰もまだ生み出してないような新しい設定が新連載には必要だとか言われたりもしてるが、私は漫画ってもっとシンプルでいいと思う。

大切なのはキャラクター。つまり人間。

その人間がリアリティをもって行動してる漫画ならそれだけで読んでて楽しめるような気がする。

そのうえでとても大切なのが「表情」

 

この「表情」こそが最も大切だと思う。

 

私は以前の記事で「萌え絵が苦手」と書いたが、その理由が萌え絵はこの表情が乏しいことにある。

いや、表情が乏しいというのは語弊があるな。

萌え絵は喜怒哀楽の「喜・楽」はとても富んでいる気がする。

とても可愛く、その喜びようや楽しみようが描かれている。

 

 

しかし「怒・哀」の表情は少し乏しい気がする。

とくに「怒」

なぜなら肌のシワが描かれないから。

 

人間は感情が爆発したとき肌にシワができる。

目元、口元、眉間・・・。

歳をとった人間はもっとできる。

しかし萌え絵はそのシワが描かれることがとても少ないのだ。

眉間には描かれることが多いが口元・・・とくに「ほうれい線」は描かれることがほぼない(と思うけどどう?)

 

つるんとした陶器のようなシワ一つない肌で「ギャー―――!」と断末魔を上げたり、「お前を絶対に許さないっ!!」とかすごまれても、いまいち迫力が伝わらないというか・・・私には物足りなさを感じるのだ。

 

「ネギま!」という漫画があるが、あれは最初は恋愛漫画で私はとても楽しく読んでいた。

しかし途中からバトル漫画にシフトして、主人公のネギくんや他のキャラクターがシワのほとんどない表情で「はあぁぁーーーー!!」とか叫びながら殴り合ってるのを見て・・・私はすごく物足りなさを感じた。(あくまでも私は)

 

 

その後、読むのをやめてしまった。

やはり絵柄にはジャンルによって向き不向きがあるなと実感した瞬間だった。

 

 

しかし萌え絵にシワを描くことはとても難しいというのはわかる。

なぜなら読者を失望させてしまう可能性があるからだ。

読者がその女の子キャラクター達に可愛さを求めてる場合、シワとかほうれい線を描いたりしちゃうとやっぱりその顔はブサイクになっちゃう。

そうすると読者の中には叩く人が出てくるのだ。

「〇話の〇〇ちゃんブサイクすぎ泣いた!」とか「作画崩壊!」とかネットで叩きはじめる。(作画崩壊の意味をはき違えてる人も多いような気がするが・・・)

最悪ファンが離れる。

 

私も「となりのトトロ」の女の子「さつき」がおばあちゃんの前で泣いたとき、顔のシワがしっかりと描かれてるリアルな泣き顔を見て正直・・・引いてしまった。

 

 

そんなファンが離れてしまう可能性もあるのに、萌え絵でシワを描くときはがっつり描いてる作者がいたら私は本気で尊敬する。

どんな可愛い子でも感情によってシワは必ず発生する。

そのシワもまた美しいと今なら思える。

 

 

人間の感情を描きたい!最高の表情で!

 

話を戻しますが、私はこの「スカイハイ」という漫画にものすごく心惹かれた。

内容も最高だが、とくに最高なのはその表情。

 

キャラクターの苦しみを。

 

 

 

悲しみを。

 

 

 

狂気を。

 

 

 

絶望を。(この画像はさすがに怖がる人多そうだから載せるか迷いましたが・・・載せます)

 

 

 

ものすごい迫力で描くのだ。

 

そのキャラクター達の感情がぶつかってくる。

手にとるようにわかる。

 

描きたい・・・。

私もこういう人間同士のぶつかり合いを描きたい。

深い絶望を。悲しみを。怒りを。喜びを。

魂が塗りこめてあるような絵で表情を描きたい。

 

 

こういう絵が苦手な人も多いと思う。

私の友人で萌えアニメや萌え漫画大好きなやつがいるが、彼は「スカイハイは面白かったけど絵が嫌い」と言っていた。

万人受けしない絵だということはわかる。

 

でも私は好きなんだ。

こんな漫画が描きたいんだよ。

こんな表情が描きたいんだよ。

 

しかし私はその考えに蓋をした。

俺の画力じゃたかがしれてるし、それに・・・俺の目指すものはまずエロ漫画。このプランに変更はない。

私は自分の心の声を聞かず、また黙々とエロ漫画を描きはじめたのだった。

 

その3作目をそろそろ公開しようと思います。

1作目、2作目ともに未完成でしたが今回のはちゃんと完成させました。

雑誌にも応募しました。

この3作目が私が完成させた最初で最後のエロ漫画です。

 

ただ公開前にいつも恒例の私のお勧め漫画を紹介させてください。(別に望まれてないだろうけど・・・)

それで今回は1週間のうちに2つの記事を投稿して2つの漫画を紹介しようと思います。

たぶん誰も興味をもたないような漫画だからとっとと紹介してしまいたいのです。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

 


 


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