前回の記事「岩村俊哉のギャグマンガ「電撃ドクターモアイくん」お勧めです

 

今回の記事も前回同様に漫画の紹介をしたいと思います。

苅部 誠(かりべ まこと)先生の「地獄戦士(ヘルズ・ウォリアー)魔王」(全2巻)という漫画です。

 

 

一応少年ジャンプで連載されていた漫画なんですが、知ってる人いるかな・・・?

 




 

ジャンプ黄金期といわれた黄金時代

 

「地獄戦士 魔王」は週刊少年ジャンプで1994年の9号~38号まで連載されていた漫画なんですが、知ってる人のほとんどが30代以上の年齢だと思う。

これ私はたしか小学生の頃読んだんですが、すごく面白かったんでなけなしのお小遣いからコミックスを買ったんですよ。

でもたった2巻で終わっちゃったんですよね。

打ち切りかと思ったんですが当時はとても面白く読んでいたし、今読み返してもやっぱり面白いので「作者自身の都合で終わっちゃったんじゃ・・・?」そうも思ってました。

 

 

それで今回の記事を書くためにこの漫画について少し調べてみたんですが、どうやら終わったのは打ち切りだったようです。

人気なかったのか・・・面白かったんだけどな・・・と、少しガッカリしたんですが、人気はあったそうなんです。

 

人気はあったのになぜ終わらせられたのか?

それについて私は2つの説を聞いたんですが、一つはこの漫画が連載されていた時期は今でいうところの「ジャンプ黄金期」といわれる時代でした。

ジャンプ黄金期は週刊少年ジャンプの「黄金時代」をさす呼称です。

 

ジャンプ黄金時代とは掲載されていた漫画の多くが人気が高いものが多く、連載されていた漫画は売れに売れてジャンプの雑誌も今の3倍以上は売れているような時代でした。

 

 

ジャンプ黄金時代の時期を大雑把にいうと、1982年「北斗の拳」連載開始から1995年「ドラゴンボール」連載終了くらいまでだそうです。

ドラゴンボールの連載が終了するといっきに発行部数が落ちていったそうなので、ドラゴンボールの凄さがわかります。

 

その黄金時代に連載されていた今でも有名な漫画といえば

 

・キン肉マン

・Dr.スランプ

・キャプテン翼

・北斗の拳

・ドラゴンボール

・聖闘士星矢

・ジョジョの奇妙な冒険

・ろくでなしBLUES

・まじかる☆タルるートくん

・スラムダンク

・幽遊白書

・地獄先生ぬ~べ~

・るろうに剣心

・こち亀

 

などです。

そんな人気が高い漫画が多かった時期での連載だったので、この「地獄戦士 魔王」は他に終わらせられそうな漫画がなかったから仕方なく終わらせられてしまったのではないか? という説。

 

 

もう一つの説は・・・この漫画は「品性がなさ過ぎた」

そういう説です。

 

おもしろさが伝えにくい・・・

 

今回はこの「地獄戦士 魔王」を紹介しようと思ったんですが・・・正直困りました。

「どう紹介すればおもしろさが伝わるだろうか?」と。

 

ちなみにこの漫画はギャグ漫画なんですが、ギャグ漫画を紹介する場合はその漫画の面白いと思えるようなシーンを画像と文章で紹介すれば、その漫画がどういうギャグをぶちかますのかがだいたいわかってもらえると思います。

ですがこの「地獄戦士 魔王」はギャグがなんか・・・汚い。

 

 

 

 

 

キャラクターも自分の水虫だらけの足の匂いを武器にするやつとかいたりね・・・。

 

 

とにかく「くさい・・・」という単語がよく出るし、キャラクターはよく屁をこくし・・・ウ〇コもよく出てくる。

人によっては食事中に読むのは無理だと思う品のない漫画。

 

だからそんなギャグシーンの画像を貼り付けたところでこの漫画を知らない人には面白さどころか不快感しか伝わらないと思ったのでかなり悩みました。

もちろんそんな汚いギャグばかりかますわけではないのですが・・・その数があまりにも多すぎる。

 

いや、読んでみると本当に面白いんですよ?

爆笑するようなギャグマンガじゃないんですが、全体的に面白いんですよ。

 

何だろう? このおもしろさの感じ・・・説明できねぇ・・・。

独特な世界観があって・・・説明できねぇ・・・。

 

まぁ、とにかく面白いんですよ。(説明放棄)

 

なんていうか・・・可愛い

 

でもやっぱりこの漫画、キャラクターがいいんですよね。

なんというか・・・可愛いんですよ。

 

絵柄も可愛いし、

 

 

セリフも可愛い。

 

 

とにかくなんか微笑ましい。

 

 

 

主人公「魔王」のデザインもいいし・・・あ。

 

主人公の紹介してなかった。

ってゆーかストーリーの紹介すらもしてなかった。

 

・・・主人公、ストーリー共に紹介しまーす。

 

主人公は魔界から召喚された本物の悪魔「魔王」

 

 

彼は自分を召喚した召喚士と自身の野望のため親子の契約を結ぶ。

 

 

 

そして本名を「田中 魔王」とし、高校へと入学する。

 

 

 

彼は悪魔の力をもってすぐに生徒たちの心を掌握。

自分の思うがままとする。

 

 

というような漫画ではなく、じつは彼はとても優しい性格をしており、その優しさで皆の心をつかんだのであった。

 

 

 

と、まぁそんな彼を中心としたキャラクター達の日常を描いたギャグ漫画です。

以上。(え? 終わり?)

 

私はこの漫画について一つ疑問が残ってるんですが、彼は漫画序盤の方で自分の野望を「世界征服、人間共の一掃」だと語ってます。

魔界から666の軍団がやってきて人間共を滅ぼすのだと。

 

 

500年後に・・・。

 

 

 

彼は今とても優しい性格をしているけど500年経ったら急に性格が変貌して人間共を殺してまわるのだろうか?

それとも下の画像のような

 

 

「悪事を働く愚かな人間」だけを滅ぼしてまわるということだろうか?

 

魔王は作中で「あと500年の間はおろかな人間共を一掃じゃーっ!」と言っている。

じゃあ500年経ったら愚かじゃない人間も一掃するということだろうか?

漫画が終わってしまったからもうわからないけど、そこのところが疑問なんですよね。

 

キャラクターたちも「500年後なら自分たちも死んでるし、まぁいっか。」という結論に達している。

 




 

もったいないな・・・この漫画

 

え~・・・早いですが最後のまとめに入ります。

今回は漫画自体の紹介をほとんどしてなくてすいません。

この漫画の面白いシーンを画像でベタベタ貼って紹介しようと思ったんですが、やっぱりそれじゃ伝わらなそうなのでやめました。

面白さが伝わるためにはやっぱ実際に読んでもらった方が一番早いし確実なんですが、なにぶん古い漫画ですからねぇ・・・。

手に入りにくいしねぇ・・・。

 

すっごくもったいないと思うんですよこの漫画。

主人公の魔王もすごくいいキャラしてるし、個人的には「シス子」という女の子キャラもすごく好きです。

 

彼女はエクソシストで魔王に対して警戒心をもっている数少ないキャラクターです。

 

 

 

彼女は貧乏なんだけど悲壮感がなく、父親が変態的な面をしょっちゅう出すんだけど父親を嫌悪してる様子もない。

口癖は「キャー」で、しょっちゅうキャーキャーはしゃいでるおバカで、お菓子と美少年大好きな女の子。

 

 

 

今でも大好きなキャラクターです。

 

少年ジャンプの編集部もこの「地獄戦士 魔王」を終わらせたのをもったいないと思ってたのか、打ち切りにした約1年後の1995年に読み切り「帰ってきた地獄戦士 魔王」を掲載したんですよね。

打ち切った作品をまた読み切りで試すのはなかなかない事です。

でもこの読み切り、絵柄とか雰囲気とかちょっと変わっててあまり面白くなかった記憶あるけど・・・。

読み切りの人気が高かったらまた連載になってたんだろうか?

 

漫画家って本当に運の要素が強いなって今更ながらに思う。

たいして面白くない漫画なのに、今掲載してる雑誌の漫画がつまんないものが多いから連載がつづいてる漫画とか・・・

ブームにのってなんか人気が出ちゃった漫画とか・・・

この「地獄戦士 魔王」のように、強豪ぞろいの漫画ばかりだったから惜しくも潰されてしまった漫画もある。

ほんと運の要素が強いよなぁ漫画家って。

この漫画をもったいないと思ってるのは私だけなんだろうか?

 

 

それじゃ今回はこのへんにしたいと思います。

漫画自体の面白さを全然伝えられなかったとは思いますが、この漫画について話したいことは話せたので個人的には満足です。

もし機会があったならこの「地獄戦士(ヘルズ・ウォリアー)魔王」を読んでいただけたら嬉しいです。

 

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

 


 


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