前回の記事「なぜ絵が上手い人は上手く描けるのか?下手な人は描けないのか?」

 

前回の記事では

「絵が上手い人はなぜ上手く描けるのか?」

「絵が下手な人はなぜ下手なのか?」

の理由をお話ししました。

 

今回は絵を勉強する上で、とても大切なことをお話しします。

 

これを意識して絵の勉強をするか、しないかで、その上達速度は全っ然違います。

そしてこれを意識しないで絵を描いてる人は、絵の上達がいずれ必ず止まります。(経験談)

 

絵は立体的にとらえることが大事

 

絵の上達でとても大切なことは、

 

絵を「線」でとらえるのではなく、「面」でとらえることです。

これが本当に大切なのです。

 

どういうことか説明します。

 

まず、あなたがこれからこの悟空を模写するとします。

 

 

で、模写する際に、あなたはこの悟空の「黒い部分」にしか意識を向けて模写をしてはいませんか?

 

この絵の場合だと、作者の鳥山明先生がペンで描かれた黒い線とベタ(黒く塗りつぶした部分)の部分だけということです。

白い部分には何も存在してないわけではありません。

 

悟空を囲っている黒い線(アウトライン)の内側には悟空の肌が、肉体が、服が・・・その下には地面が・・・周りを覆っている空間には湯気が、煙が存在しているのです。

 

 

そこにも意識をちゃんと向けて絵を描かなければ、絵の上達は非常に遅いものになってしまいます。

なぜ線で絵をとらえてる人は上達が遅く、いずれ止まってもしまうかというと、線でとらえてる人は絵を立体的にとらえられていないからです。

 

 

立体的にとらえれば、どんなアングルにも対応できる

 

前回でも説明に使ったこの「スライム」で、立体的にとらえることの大切さを説明します。

 

 

このスライムを模写してもらったとします。

線でとらえてる人はこのような感じで模写をして満足してしまうでしょう。

 

 

じゃあそのスライムを・・・ちょっと角度(アングル)を変えて描いてみて?

今、真正面からスライムを見てる構図で描いたから、今度は斜め横から見たスライムをイメージで描いてみて?

 

そう言われたら、絵を線でしかとらえられていない人は必ず戸惑うはずです。

 

え~っと・・・こんな感じ?

 

 

「さらに斜め横から見たアングルで描いてみて?」

 

 

え?

え~~~っと・・・

 

 

このように、絵を線でしかとらえていない人の脳は、描いているものをペラペラの一反木綿(いったんもめん)のようにとらえてしまっています。

だからちょっと構図を変えなくてはならない絵で戸惑ってしまうことになります。

 

模写ばっかり描いてる人が、いざ自分で漫画を描いてみようとすると、描けなくて戸惑ってしまう理由はこういうところにもあります。(経験談)

いろんな構図やアングルで絵を描かなければなりませんからね。漫画というものは。

 

手を一つ模写するにしても、

 

このように線でしかとらえて描くのではなく、肌の部分を「面」として・・・ゴツゴツした関節部分も、ボコッと膨らんだ筋肉部分も、すべて面でとらえて立体的に感じとりながら描く模写を行ってください。

 

 

そうすることで、あなたは様々なアングルにも対応できる絵を描けるようになっていきます。(完璧にイメージだけで描けるようになるとは言わないけど)

 

ものを正確な立体でとらえられるようになるためには、私は絵の勉強は人の漫画や絵の模写ではなく、写真を中心に模写をした方がいいと思っています。

絵だと白黒や、最少の色やスクリーントーンしか貼ってなくて、ものを立体的にとらえる勉強には不向きだからです。(絵にもよるけど)

それに漫画家さん自身が、誤ったもののとらえ方をして絵を描いている場合も多いです。

漫画家さんは忙しいので、1コマ1コマ全力で絵を描くことは難しいですからね。

手を抜かざるを得なかった絵も多いです。

そんな絵を参考に立体的にとらえようとすると、あなた自身も間違ったとらえ方をしてしまうようになります。

ですが写真に間違いはありません。

なので私は絵の勉強や模写は、必ず写真を参考に勉強することをおすすめしています。

 

必ず100%完璧に立体的にとらえられるようになれとは言いません。

ただ意識を向けるか、向けないかだけでも、絵の上達は絶対に違ってきます。

そこは保証します。(しつこいようですが経験談)

 

絵の「空間」を把握して

 

では、どうすれば絵を立体的にとらえられるようになるのかというと、まず絵の「空間」を感じとることが大切です。

白い紙に絵を描く際に、何もない白い紙だととらえるのではなく、まず空間を感じとらなければなりません。

 

そのために、ものすごく重要になってくるのが「パース」です。

パースとは、「一点透視」「二点透視」「三点透視」とかのアレですが・・・知ってます?

 

 

知らない人のためにも教えたいのは山々なんですが、それをここで説明するとめんどくさい 長~~くなってしまうので、わからない人は・・・すんません。

これは各々で調べてみて。

 

すっげーめんどくさいですけど、絵を描くのなら絶っっっっ対に知っといた方がいいことですから。

ちょっとずつでもいいので勉強してくださいね。

 

ちなみに漫画家を目指す人にはこのパースの本がおすすめです。(全部のパースの本を読んだわけじゃないから今のとこだけど)

 

 

漫画を描く際に、どういったパースのとらえ方をすればコマ内の絵を描きやすいか、構図を決めやすいか、自然に描けるかを漫画家の視点で丁寧に解説してくれてます。

でもこれ自費出版で出された本だからまだ手に入るのかな?

 

 

 

話を戻しますが、パースを理解し、これから模写しようとする絵や写真の空間をまず把握することで、その絵や写真が立体的にとらえやすくなります。

なので模写する際には、まず模写する絵や写真のパースを図ってから模写するようにすると、空間を感じとりやすくなり、絵の上達も早くなるでしょうね。

 

 

人物や物を描く際には「スーパーボックス」という、描こうとするものを仮想の箱の中に入れて、箱の中という空間でとらえて絵を描くというテクニックもあります。

 

 

スーパーボックスについて詳しく知りたい方は、この本を参照してみてください。(詳しくといっても、さっき私が説明したことでほとんどすべてだけど)

 

 

 

ただ・・・ものを立体的にとらえたからといって、絵を描くにはけっきょく「線」で描かなければなりません。(普通の絵は)

立体的にとらえたものを細い線で描いていく・・・。

これがねぇ・・・非常に難しいんですよ。

 

なのでデッサンの基本ともなる球体や円柱などを線で描くタッチの練習などが必要になってきます。(私はやってなかったので勉強中)

 

 

デッサンの基本ともなる本を何冊か持っておくと便利だと思いますよ。

 

 

色塗りがもっとも最適な練習?

 

絵を面でとらえる練習で、もっとも有効なのが「色を塗ること」・・・かもしれません。

 

色を塗る際にはどうしても絵を面でとらえなくてはなりませんからね。

なので絵の色塗りは、面でとらえるとても有効な絵の勉強法だと思います。

 

ただ、私自身が絵の色塗りというものを全っ然やってこなかったので、どの程度有効なのかは今ここでハッキリと説明することはできません。

しかし、ネット内での絵の掲示板みたいなとこでは「色塗りすると絵の上達が早いよな」と言っている人が複数いましたし、私自身も色塗りはとてもいい絵の上達法だと思っていますので、鉛筆やシャーペンで模写した絵をそれで終わりとせず、ざっとでもいいので色を塗ると絵の上達が速まると思います。

 

私もまだまだ絵の勉強中ではありますが、鉛筆画にある程度満足がいくようになったら色塗りの勉強も始めてみようと思ってます。

 

もう少し詳しく説明したかったけど・・・

 

絵を面でとらえる必要性について、少しはわかっていただけたでしょうか?

今回お話ししたことは、本当に大切なことではありますが・・・あんまり伝わらなかったかもしれません・・・。

なんせ私の絵が下手ですからね。

「そんなに大切なことわかってたんなら、もっと上手い絵が描けるはずじゃない?」とか、痛いとこつく人もいるでしょう

まぁ私自身が「本当に大切な模写とは何か」を知ったのは、比較的最近なんですよ。

それまで私がやっていた模写は、模写とはいえないようなものでしたしね。

 

絵を面でとらえられないと、どういった場面で困るか、どういった場面で有効なのかをもう少し具体的に説明しようかとも思ったのですが、私自身がまだまだ絵をきれいに面で描くことができないので、今の私の画力では説得力のある絵で説明できないです。

だからこれ以上はやめておくことにしました。

画力が上達することが出来たらまた補足として説明する記事を描くかもしれませんので、もし記事を作ったらリンクをこの記事に貼っておきます。

 

なので今回の記事はこのへんにしたいと思います。

次も絵についての大切な点をお話ししようと思うので、興味のある方はまた読んでもらえればと思います。

それじゃ、また次回で。

 

 


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