前回の記事「ホワイトとスクリーントーンが重なった部分はきれいに印刷に写るの?」

 

今回の記事も私が漫画を描いてて、技術面でわからなかったことを読者の皆さんに聞く内容となっております。

 

今回のわからなかったことは「スクリーントーンの2枚重ね」についてです。

 

皆さんに私の言いたいことがちゃんと伝わる内容になってるといいのですが・・・。

 

わからないことシリーズトップページ「「漫画の描き方」でわからないことを今後、記事にしていきます」

 




 

2枚重ねは本っ当めんどくさい!

 

スクリーントーンは2枚重ねると、独特な感じになってきれいです。

 

影をより濃くしたい部分とか、

 

 

 

朝焼け、夕焼け雲を表現したい場合などに使います。

 

 

 

ですがこの2枚重ねがクッソめんどくさいんです。

私が作業してて一番めんどうだと感じたのが「モアレ」の存在です。

 

スクリーントーンは網目の集合体になっています。

 

 

 

通常は重ねるとこうなるのですが、

 

 

 

重ねるトーンの角度によってはこのように・・・

 

 

 

変な模様が出るんです。(わかりますかね?)

 

この模様を「モアレ」といいます。

 

この模様は独特なので、あえてモアレを出して貼るという人も少数派ですがいます。

私はこのモアレ、ちょっと気持ち悪いので好きではないですが。

トーンを貼るとき、ちょっと角度がズレただけでこのモアレが発生するんですよ。

だから私は若干ヒステリックを起こしながら貼ってました。

 

このモアレに対してはスクリーントーンを貼り慣れた人でも頭を抱えながら貼っているのでしょうか?

何かモアレを出さないコツとかあれば是非聞きたいです。

でも今回私が聞きたいことはこれではないんですよ。(いや、これも聞きたいけど)

 

うまく伝わるか自信ないですが、聞きたいことを書かせていただきます。

 

あれ? そこまで気にならないか?

 

スクリーントーンは小さなトーンの上から

 

 

 

かぶせるように大き目のトーンを重ね貼りすると、

 

 

 

下の小さなトーンとの境目あたりにちょっと空気が入ってしまうというか・・・少しトーンの色が薄くなるというか・・・

 

 

 

あれ?

なんか久しぶりにやってみたらとくに気になるものでもないような・・・?

昔はもっとこの境目が目立った気がしたんですけど・・・。

 

 

ま、まぁいいや。

私の聞きたいことは

 

「小さなスクリーントーンの上から大きなスクリーントーンをかぶせるように貼るようなやり方は、普通のやり方なんですかね?」

 

つまりさっきのような貼り方はとくに問題ないんですかね?

印刷したら境目が目立ったりしませんかね?

 

 

え~とですね・・・私がなぜこんなことを気にするかというと、スクリーントーン2枚重ねの「ぼかし」はどうやって表現してるかわからないんですよ。

 

「ぼかし」についてわからない人のためにも一応説明します。

 

2枚重ねのぼかしは・・・

 

前回使ったこの絵を用いて説明させていただきます。

 

 

 

スクリーントーンの境目に砂消しゴムやカッターを使ってトーンを削ります。

 

 

 

 

そうすることで光があたった感じを表現するというか・・・境目がなんか自然な感じになるというか・・・

 

 

・・・ごめん。

私の「ぼかし」下手くそすぎる。

上手い人の絵を見せます。

 

 

 

こんな感じで境目の見栄えが良くなります。

これが「ぼかし」です。

 

この「ぼかし」を入れることで、トーンと原稿との境目が自然に見えるようになります。

 

私はカッターを使ったぼかしが苦手なので主に砂消しゴムを使ってましたが、このぼかし・・・けっこう大変なんですよ。

砂消しゴムは力を使いますし、チマチマとめんどくさい作業になります。

 

 

で、この「ぼかし」を2枚重ねの場合はどうやればいいのかがわからないんですよ。

 

 

え~とですね・・・意味がよくわからないんじゃないかな?

さっきの要領でやればいいじゃんと思う人もいるでしょうが・・・ちょっと実際にやって説明します。

 

この絵に貼ってあるトーンに、さらに影トーンをかぶせるとしてですね・・・

 

 

 

この段階でトーンが2枚重ねになってる部分があるのがわかるでしょうか?

 

 

 

上から貼ったトーンにぼかしを入れるとですね・・・

 

 

 

画像を見てわかりますかね?

ぼかしを入れるための「削り」が下に貼ってあるスクリーントーンにまで及んでしまってるのが・・・。

 

2枚重ねたトーンの境目のぼかしを自然にするため、砂消しゴムやカッターを使って削るのですが、どうしても下に貼ったトーンまで削れちゃうんですよね。

これはただ単に私が下手なだけでしょうか?

それともこんな重ね貼りのやり方は普通はしないんでしょうか?

 

 

さっき私は大きなスクリーントーンの上からさらに影となる小さめのスクリーントーンを重ねてぼかし作業をしました。

ですが、もしかしたら本当は小さなトーンを先に貼ってぼかし作業をしといてから、その上に大き目のトーンをかぶせるのが普通なのでしょうか?

 

その際に最初に説明した「境目に少し空気が入る。色が薄くなる(今回はあんま薄くもなってなかったし、空気も入ってなかったけど・・・)」の問題は大丈夫なんでしょうか?

どうなんでしょう?

 

質問の意味がわかってもらえますでしょうか?

つまり・・・2枚重ねで影を表現する場合、小さいトーンを先に貼ってぼかし作業を終えてから上から大きいトーンをかぶせるのか?

それともさっきのように、大きいトーンを先に貼って、その上に小さいトーンを貼り付けてぼかし作業に入るのか?

 

 

「進撃の巨人」なんかは、かなりの量のトーンが毎ページ貼ってありますが、下の画像のエレンのフードには2枚重ねがほどこされています。

 

 

 

これなんかはフードの色となるトーン(大きいトーン)を貼ってから、影となるトーン(小さいトーン)を貼ってるのか?

それとも逆の順番なのか?

どうなんですかね?

 

スクリーントーンを貼り慣れてる方、どうやってます?

 


 

アシスタントを尊敬する

 

2枚重ねは本当に難しいです。

私はこのブログで過去に「どのスクリーントーンをどこ貼るか? それを決めるのは難しい。」みたいな、スクリーントーンの選別の難しさについて語りましたが、

 

その記事「どのトーンをどこに貼ればいい?スクリーントーン選びの難しさ」

 

スクリーントーンを貼り慣れてる人は、貼る前からどのトーンを貼るとどんな原稿に仕上がるのかの完成原稿予想図ができてるんでしょうね。

 

下の画像の雲や海には2枚重ねがしてありますが、

 

 

 

とても綺麗ですよね。

 

私も過去に夕焼けをトーンで表現するため2枚重ねにチャレンジしてみたことがあったんですが、そりゃひどいもんでしたよ。

 

 

 

このマントとかさ・・・

 

 

 

本当に綺麗だよ。

 

 

今のご時世、漫画家目指してる人も漫画家の人も、アナログのトーンなんて貼ってる人はどんどん減っています。

漫画を描いてるけどアナログのスクリーントーンは貼ったことないって人も増えていくでしょう。

だからこんな記事に興味を示す人は少ないかもしれませんが、私自身アナログのスクリーントーンには本当にお金を使わされたし苦労もさせられました。

だからこそアナログのスクリーントーンを巧みに使いこなす人を尊敬します。

 

漫画界では注目されるのはいつも漫画家ばかり。

それも大物漫画家ばかりです。

ですが私はもっと、その漫画家を支えるアシスタントにも注目を集めてもいいと思う。

彼らこそ漫画家を支える要であり、技巧派の集まりだと思うのです。

 

 

 

私は正直言って漫画家の書く「漫画の描き方」の本よりも、アシスタントの書く「漫画の描き方」の本が読みたいです。

彼らの職人技ともいえるテクニックを是非伝授していただきたい。

 

 

今回私の聞きたいことはわかりずらかったかもしれませんが、聞きたいことの答えがわかられる方おられましたら是非、この記事のコメント欄を使って教えていただければ大助かりです。

どうかよろしくお願いします。

 




 


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