前回の記事「「雲形定規」や「楕円テンプレート定規」って使いこなせる?」

 

皆さんこんにちは。

 

前回までの記事では私が漫画を描いててわからなかった疑問について、読者の皆さんに教えてもらう「わからないことシリーズ」という企画をしていました。

いろんな方から教えていただき、おかげさまで私の長年の疑問が氷解していきました。

本当にありがとうございました。

 

そこで今回は私自身も、何か漫画家志望さんのお力になれたらなと思い、私が「わからなかったけど、後にわかったこと」を一つ、お話ししたいと思います。

 

漫画家志望の方々、私に感謝する準備をしといてくださいね。

 




 

定規で線を引くとインクが・・・

 

定規を使ってペンで線を引き終わった後、

 

 

 

定規を離すと・・・

 

 

 

定規にインクがついて、このようになってしまう人はいませんか?

 

定規とは横から見るとこのような形状をしています。

 

 

 

インクが定規につく人は定規の出っ張った部分をにして引いてるからです。

 

 

 

これだと定規の出っ張った部分と、ペン先がついてしまって、そのまま定規の下にインクがにじみ込んでしまいます。

 

 

 

なので定規をひっくり返して、出っ張った部分をにして使いましょう。

 

 

 

これでインクがにじみ込むことはありません。

これから漫画を描こうという人は、この点に注意して定規を使ってくださいね。

 

以上。

 

 

・・・え? これだけかって?

 

そうだよ?

 

 

何かな?

その物足りなそうな眼は。

 

漫画を描く際に定規をどれだけ使うか知ってる?

その都度起こりうるトラブルの解決法を教えてあげたんだよ?

もっと感謝してくれてもいいと思うけど。

 

 

え?

こんなの言われなくてもわかるって?

 

 

・・・私、わかんなかったんだけど。

 

 

私の中では定規というものは出っ張った部分を下にして引くものだという常識が出来上がっていた。

だから出っ張った部分を下にして引くのが当たり前だった。

 

その結果・・・インクがにじむ。

定規で線を引き終わった後、必ず線がひどいことになってた。

だから私は最初に描いた漫画のコマ枠を引くときに、頭を抱えることになった。

下描きが終わった原稿にコマ枠を引いたら予想外なトラブルが起こったんだもん。

 

え~? 何コレ?

 

って感じだったよ。

 

 

そういう場合、誰かに質問できればそんな問題すぐ解決できるんだけどね。

周りに漫画描いてる人なんかいなかったし、当時はツイッターとかのSNSなんかなかったので、自力で解決するしかなかったんだよ。

だから私は定規がペン先に触れないように、定規の下に何か敷いて少し浮かして引いたりして問題に対応してたね。(こんな感じで)

 

 

 

引きずらいったらありゃしなかったね。

 

独学で漫画を描くってことは、こんな小さな問題にも頭を抱えるような孤独な闘いなんだよ。

しかもこの問題、私は自力では解決できなかった。

たしか・・・何かの本に対処法が書いてあったんだよね。

それを見て、定規をひっくり返して引いてみたら線がにじむことなく引けたんだよ。

この時の感動ったらなかったね。

 

 

・・・・

 

普通はすぐわかるだろうって?

 

まぁ・・・そうだろうね。

 

なんでわかんなかったんだろう・・・。

マジで・・・。

 

三角定規の存在価値がわからなかった

 

この問題が解決してから、「バクマン」という漫画が少年ジャンプで連載され始め、その漫画のある場面を見て私はすごく驚いた。

 

三角定規使ってる!?

 

 

 

アシスタントの中井さんが、三角定規を巧みに使って線を引いていたのだ。

 

何をそんなに驚くことがあるのかと思うでしょう。

でも私は漫画を描く上で、あえて三角定規にする理由がわからなかった。

 

三角定規は小さいし、

 

 

 

線を引く部分が出っ張ってない直角の形をしている。

 

 

 

これではペン先が定規についてしまって、インクがにじんでしまうではないか。

 

目盛りもついてないし・・・こんなん使うやついんのかよ?(目盛りがある三角定規はいっぱいあった)

誰もが普通の定規を使うだろ。

 

私は三角定規を漫画画材店でみつけて、軽視した。

 

でもあの超プロ級アシスタントの中井さんは使ってる・・・。

 

よく見たら同じくアシスタントの福田さんも使ってる!

 

 

 

もしかして漫画業界では三角定規って常識なのか?(ちょっと持ちやすそうだし・・・)

 

でもインクが定規についちゃうでしょ。

それどうすんの?

 

 

・・・あぁ!?(驚き)

 

 

ちょっと傾けてる!?

 

 

 

三角定規を少し傾けて使ってないか!?

 

つまりこのように三角定規を少し傾けることによって、ペン先に触れないようにできるのだ!

 

 

 

なんということだ・・・。

三角定規・・・侮っていた・・・。

 

私はすぐに三角定規を買いに行った。

 

 

フローティングディスク

 

三角定規を買いに漫画画材店に来たとき、その横に置いてあるものが気になった。

 

「フローティング ディスク」

 

 

 

何か丸い・・・シールのようなものが一緒に売れていた。

 

何コレ?

定規の横に置いてあるってことは定規関係のもの・・・?

 

私はすぐに気づいた。

 

これを定規に貼れば、少し定規を浮かせられるのではないか?

三角定規に貼ることで、わざわざ三角定規を傾けなくてもインクがつくことがなくなるのでは?

 

私はそれも一緒に買った。

そして2枚入っていた三角定規の1枚にこのフローティングを貼り付けてみた。

 

 

 

おぉ!

これならわざわざ傾けなくてもペン先がつかない!

 

 

 

定規を傾けて使うのはなんかプロっぽいので最初は私も傾けて使っていたが、すぐにめんどくなってフローティングを貼り付けた三角定規を使うようになった。

 

「三角定規」と「フローティング ディスク」お勧めですよ。

 

 

おわりに

 

今回の記事は拍子抜けした人も多いと思う。

とくに三角定規の件は、私と読者の皆さんとで、たぶん温度差がちがう。

 

「三角定規一つで驚きすぎじゃね?」

 

・・・と。

 

でもね・・・けっして大げさに書いてるわけじゃないんですよ。

定規で線を引くと、その都度その都度インクがにじむんです。

定規にはね・・・本当に苦労させられたんですよ私はね。

 

私の他にも定規でトラブルを抱えた人は絶対いると思うんですよね。

いないかなぁ・・・?

 

いや、いる。

 

これから漫画を描こうという人は定規を使ってペンで線を引くとき、「そういえばリネイシアってブログで定規のことについて語ってたな・・・」みたいな感じでこの記事を思い出していただければ嬉しいです。

少しはお力になれたかな?

 

それじゃ今回はこのへんで失礼いたします。

 




 


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